看護学科

私を必要としてくれる
人のために

看護学科は、次の2つを目指しています。
1つ目は、建学の精神に基づき、慈愛に満ちた倫理観をもてる学生を育成することです。講義の中に「美しく生きる」「ビハーラ・ケア論」など、他の看護学科にはない独自の科目を設け、生老病死に在る人を総合的に理解し、慈愛に満ちた倫理観のある看護専門職者を育成するための教育を行っています。
2つ目は、専門的な知識・技術の習得と、看護職として臨む姿勢を身に付け、広く保健・医療・福祉に寄与できる学生を育成することです。地域の病院・施設から現役看護師を招いて行う演習や卒業生と在校生によるグループ学習も人気です。現場の「今」を知ることで、よりリアリティのある学びが得られ、実践的な知識や技術を高め、目指す看護を実感できる環境が整っています。

アドミッション・ポリシー

  • ひとが好きで、かつ尊重して関われる人
  • 看護に興味・関心があり、意欲的に学ぶことができる人
  • 看護を学ぶための基礎的学力を備えた人

目指す免許・資格

●看護師国家試験受験資格 ●保健師・助産師学校の受験資格 ●養護教諭養成課程の受験資格

患者さんに寄り添える看護師に

患者さんの立場になって考えられる、思いやりのある看護師になってほしいとの願いから、看護学科では学生が主体的に考え、学び、実際に体験する学習方法を取り入れています。
例えば採血。学内には、採血の技術を学ぶため、腕のシミュレーターモデルがありますが、あえて学生同士で採血の演習を行っています。もちろん患者役は痛いですし、看護師役は「失敗するかも」とドキドキです。しかし、これが実際の医療現場なんです。採血される患者さんは痛いし、看護師だって最初は不安。だからこそ、学校にいるうちに体験しておいてほしい、というのが看護学科の方針です。

基礎看護技術論Ⅰ~Ⅳ[1年前・後期]

看護技術を学ぶ授業は、ベッドメイキングからスタートし、感染防止の技術、日常生活の援助技術を行います。1年生の終わりには身体の様子をアセスメントする力を身に付けていきます。

仏前で誓う発願式

1年生は10月に、仏前で看護師の道に進む決意を発します。「私を必要としてくれている人のために」という思いを新たにする発願式です。
2年生が主体で式を運営します。

成人臨床看護論Ⅲ・Ⅳ[2年]

糖尿病など、長期にわたって自分自身で病気を管理していく必要のある患者さんとそのご家族への看護を学びます。講義だけでなく、演習も通して知識・技術を高め、実践能力を養います。

領域別実習[3年]

領域別に様々な実習を行います。その1つである母性看護学実習は、分娩見学や産後の褥婦・新生児とのかかわりを通して、母性看護の役割や生命の誕生と育みの大切さを学びます。

卒業研究発表会

3年生は、4月に自ら研究テーマを見つけ、今までの学びを活かしつつ主体的に学びを深めます。指導教員から個別指導を受けながら12月には研究計画書もしくは研究を学内で発表します。

国家試験合格 総力サポート!

卒業時に看護師免許の国家試験を受験します。3年生は年間7回の模擬試験と夏冬の集中講座、1月からはグループワークを行い、全員合格を目指します。教員も総力をあげてサポートします。