スポーツ栄養研究会
活動内容
①スポーツ栄養のお勉強会
②スポーツ栄養学会への参加や、国立スポーツ科学センター(JISS)見学
③高校の運動部(野球部・ラグビー部)への食育
クラブ員
スポーツ栄養研究会は、活動11年目の文化系部活動です。
現在、2年生9人の部員が居ます。
スポーツ栄養学という学問を学びたいという学生が集まり、日々活動しています。
その他(リンク等)
よくあるご質問
入部前によくいただくご質問をこちらに載せてみました。悩んだときの参考にしてください (^^)
①誰でも入部できますか?
スポーツ栄養に興味がある学生ならば誰でも入部できます。学部・学科は問いません。食物栄養専攻でもそれ以外の学生でも最初の一年間は勉強期間としてみんな同じ事をします。二年生になったら相性などを考慮して、その学生が一番力を発揮してくれそうなイベントを組みますので安心してください。
②部活は楽しいですか?
確かに勉強はしてもらいますが、好きな勉強は頑張れるもの。そして部のモットーはよく遊び、よく学べです。勉強ばかりだと疲れちゃいますからね (^^)
③毎日活動しているのですか?バイトもしたいです。
全員が集まって行う活動は基本的に週1です。個人個人ではそれぞれの時間をうまく使って研究や宿題をします。バイトをしている先輩もたくさんいます。
④飯田女子短期大学に入学すると就職に有利ですか?
こちらをクリックしてもらうと分かるのですが、本学はそもそも就職率が毎年ほぼ100%です。例えば栄養士就職を例に挙げても、三月には求人を逆にお断りするほど本学には毎年求人がたくさん来ておりますので、本学に入学した時点でおそらく就職には困らないと思います。また栄養士から管理栄養士になるのに実務経験が3年必要ですが、実務を積む場所(栄養士就職する場所)は、本学ならではのツテで県内外にたくさんあるので全く大丈夫です(開学50年間の実績と地域からの信頼が背景にあります。具体的には過去48年間で2000名以上の栄養士の卒業生が巣立っているため、現在では県内外の施設・学校の栄養課の課長や係長・主任が本学の卒業生というケースが非常に多いことによります)。本学食物栄養専攻に入学して栄養士免許を取得すれば栄養士就職はほぼ確実に出来ると思ってください。もちろん努力しない学生はなかなか決まりませんが、それはどこの学校でも同じです (^^)
⑤スポーツ栄養研究会に入部すると就職に有利ですか?
スポーツ栄養研究会に限った話ではありませんが、学生時代にアルバイトや恋愛・遊び“だけ”を頑張った学生より、何らかの形で部活を最後まで頑張った学生は企業にモテます。これは団体行動の中で我慢やチームワークの大切さを学ぶからです。さて、スポーツ栄養研究会に入部・卒業した学生は現在25名いますが、おかげさまでこれまで7年間の就職率は100%となっています。みんな部活動のかたわら就職活動をバンバン頑張ってやっています。具体的には、平成20年度(卒業2名:公務員(正社員)1、銀行1)、平成21年度(卒業4名:食品企業品質管理1、幼稚園栄養士1、公務員栄養士(準社員)1、給食会社栄養士1)、平成22年度(卒業3名:企業栄養士1、保育園栄養士1、給食会社栄養士1)、平成23年度(卒業6名:福祉施設栄養士3、児童園栄養士1、公務員栄養士1(準社員)、一般企業1)、平成24年度(卒業3名:食品企業栄養士1、給食会社栄養士2)、平成25年度(卒業5名:給食会社栄養士3、公務員栄養士(正社員)1、保育園栄養士1)、平成26年度(卒業2名:給食会社栄養士1、施設栄養士1)です(記載のない就職先は全て正規社員の採用)。一方、まだ珍しい研究会なのでか分かりませんが面接などでスポーツ栄養研究会の活動内容を言うと興味を持ってくれる企業・施設などもあるそうです、ありがたいことです。
⑥スポーツ栄養研究会に入部するとスポーツ栄養士として就職できますか?
スポーツ選手・チームのお抱え栄養士、スポーツ栄養講演会やイベントなどで収入を得るスポーツ栄養士など色々ですが、新卒で就職するのは不可能です。調理技術・知識、食材の使いまわし、栄養価計算、食事コストなど、栄養士に求められるスキルは多いです。すなわち栄養士は知識や学歴ではなく“現場経験”が物を言う職業でもあります。よってスポーツ選手の身になれば新卒の栄養士よりベテランの栄養士を頼りにするのが当たり前となります。これは日本中の栄養士・管理栄養士学校の真実となります。もし「うちにくれば新卒でもスポーツ栄養士になれる!」と宣伝する学校があれば、うのみにせず将来後悔しないようにカラクリを深く質問しても良いのかも知れません (^^;;
⑦わたしはスポーツ栄養士になれますか?(その1)
スポーツ選手は結果を出してナンボの世界に生きています、当然栄養士にも払ったお金に対する結果を求めてきます(シビアです)。そこに(例えば)同じ25歳の栄養士さんとして比べた場合、単なる高学歴の新卒栄養士さんより、自分の期待に応えてくれる(結果を出してくれる)経験豊富な栄養士さんの方が良いのは言うまでもありません。結果が出せないのなら大卒でも大学院卒でも一緒で、学歴なんて信頼してもらえません。すなわちスポーツ栄養士として求められるのは、栄養士としてのスキル・腕前・栄養の知識、現場経験です。そのため3年間は現場で修行を積みましょう、3年経ったら(自分に箔をつけるため)管理栄養士を取りましょう。スポーツ栄養研究会とは直接関係ないのですが卒業生へのバックアップとして、本学では毎年10月から3月まで6ヶ月間かけて管理栄養士国家試験対策の予備校を開講しています、もう20年近くになります。たくさんの卒業生がこの予備校を経て管理栄養士を取得しています。
⑧わたしはスポーツ栄養士になれますか?(その2)
すでにチームのお抱え栄養士になった経験があれば次に他チームのお抱え栄養士になる事も悩まないと思います。しかし誰にでも最初があります。スポーツ栄養士として(またはスポーツ選手を対象とした給食会社に)初めて就職活動を行う際に重視されるのは、現場経験があるか?(腕前は確かか?)、管理栄養士を持っているか?、そして普通以上にスポーツ栄養を学んでいるか?が問われます。もし貴女が18歳で進路を決め20歳で栄養士取得、3年間の修行期間を経て最短で23-24歳で管理栄養士を取ったとします。足りないのは「スポーツ栄養を学んでいるか?」です。うちの研究会では短大1年生のときからスポーツ栄養の学会に参加したり(19歳で学会に参加させる学校は皆無です)、2年生のときに学会発表をさせたり、卒業研究を卒業してからも取り組んでいただき、スポーツ栄養の公式論文を発表したりしています(もちろん筆頭著者、共同著者は学生時代の仲間です。論文発表や学会発表は履歴書にも書ける貴女だけの永遠の栄誉です)。一般に23-24歳といえば大学院1-2年生で、スポーツ栄養の公式論文を持っている人は殆どいません。仮に論文を持っていても実務経験は無いということになります。
ある先輩達の一例 ⇒その① ⇒その② ⇒その③
⑨わたしはスポーツ栄養士になれますか?(その3)
若くて即戦力。スポーツ栄養研究会は、課外で行う、スポーツ栄養士に向けての短期集中型のキャリアアップ部活動と考えていただいて結構です。けれども頑張るのは貴女、働いているうちに・学んでいるうちに他に興味も移れば、全員がその道に進む必要も無いと思っています。そんな中、現在、エステクラブでフィットネス指導しながら管理栄養士を目指す卒業生や、保育園や中学校で食育活動をしながらスポーツ栄養士を目指している卒業生もいます。まだ始まって8年目の取り組み、これから実をなすところ、すべては貴女次第です (^^)
余談ですが、日本栄養士会と日本体育協会による公認スポーツ栄養士という資格もあります。これを持っていると必ずスポーツ栄養士に就職できる訳ではないのですが、もし受講する際には取得に関してサポートします。またこの資格を取る際にはこれまでのスポーツ栄養サポート(栄養介入)に関わった経験が問われますが、うちの部活動では自転車ロード選手にスポーツ栄養サポート(栄養介入)などを行っていますので、その経験を申込書に書く材料にする事ができます。
⑩大学院に行かないとスポーツ栄養士になれないのですか?短大から大学院に行けますか?
そもそもスポーツ栄養士就職はその人(個人個人)のヒューマンパワーによるところが大きいので、大学院に行きさえすれば有利とかそういうことはありませんが、気になる人のためにお答えします。幼稚園・保育園から始まり小中高卒・短大卒・大卒・大学院卒と学歴・学位があり、その学位の一番上が博士号になります。一般に大学院に5-6年通うと大学の所定の審査を経て博士号が授与されます。栄養士の大学院に通っていれば栄養学の博士号です。これを課程博士と言います。それに対して社会人などで大学院に通えない人などを対象に大学院に論文を(一般に)5報以上提出すると、同じ博士号である論文博士という博士号が授与される制度が日本にはあります。こちらは学歴を問いません。また15年近く前に大学院の法律が変わりまして、現在では「23歳以上、管理栄養士取得、公式論文や学会発表の経験がある者」等においては短大卒でも四大卒と同じ能力を持っていると判断され、大学院前期課程の入学を許可してくれる栄養学の大学院が全国にたくさんあります(大学院では“いわゆる飛び級”が広く容認されているためです)。すなわち日本では短大に入学しても学位(大学院)の頂点である博士号を目指す道が2つ用意されています(しかも働きながらでも可能)。こちらも貴女の頑張り次第です。もしスポーツ栄養の調査で博士号を取れば、スポーツ栄養の専門家の仲間入りです。また3つ目の道として、入学して2年後にもう一度悩めるという点においては、経済的負担は増えますが四年生大学への編入も選択肢に入れても良いのかもしれません (^^)